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ポルシェセンター熊本

社長メッセージ

年配者を装いお客様の不安を解消

私の手元に、当社を創業して間もない頃の自分の写真があります。30年も前の写真であるにもかかわらず、今の自分よりもずっと年配に見えるのには訳があります。私はもともと、大学を出て入行した銀行で一生勤め上げるつもりでいました。ところが実家に帰省した折、商売を営んでいた父の机に、輸入車販売を勧める資料があるのが目に留まったのです。興味がないという父からその資料を譲り受け、熟読した私は、3日後には輸入車ディーラーになる決意を固めていました。昭和61年のことです。
こうして地元熊本でアデル・カーズを創業した当時、私はまだ26歳でした。高額なお金を投じてくださるお客様やお取引先にとり、息子や孫のように若い自分が相手では不安を抱かれるに違いない。そう考えた私は、わざと体重を増やし、年配者のような髪型、衣服で仕事に臨んだのです。当時の写真は、青春を謳歌することよりも、厳しい事業の道を選んだ私の決意を映したものといえるでしょう。

どこよりも熱心に仕事をする

とはいえ、資金も経験も、信用もない後発ディーラーに、よい人材が集まるはずもなく、100人採用して95人退社してしまうのが現実でした。ないないづくしの創業当初は、競合他社にほとんど歯が立たず、1勝9敗レベルの戦いしかできませんでした。
そんな当社にできることは、とにかくどこよりも熱心に仕事をすること。それ以外に手立てはありませんでした。どこよりも一所懸命にお客様のご期待にお応えすべく尽力し、産みの苦しみを乗り越え、概ね5年で何とか会社を軌道に乗せることができたのです。
その後はいたずらに規模を追うことなく、取扱いブランドの選択と集中、そしてお客様の喜びと一緒に働く社員の幸せを第一に経営に邁進してきました。

損得ではなく善悪で判断する

お客様の都合を考えず、売上至上主義に偏ってはお客様の信頼を得ることはできません。私たちが大切にしているのは、「損得の前に善悪で考えること」。他県や他店で購入されたお客様からの修理などをお受けするのは、お客様にご満足いただきたいという思いがあればこそです。また、長年の事業を通じ、さまざまなメーカーの高級輸入車を販売・整備してきた実績なども、お客様からの信頼につながっていると自負しています。

感謝とご恩忘れず真の繁栄めざす

商いには近道はありません。商品の魅力も大切ですが、社員の人柄も商品の一部です。天地のルールを「道理」といい、人のルールを「義」といいます。道理や義を軽んじてしまうと、さまざまな問題が生じます。感謝とご恩を忘れず、何事も道理や義にかなった行動を心掛けることこそ、真の繁栄に通じると信じています。そして、社員一人ひとりの人徳こそが、これからの社徳につながっていくのだと考えています。目先の利益やごまかしではなく、周りの人を幸せにしようと願い、誠心誠意、一生懸命努力し続ける。それが自然とめぐりめぐって自分の幸せともなっていくと信じます。

横田 明広

ポルシェセンター熊本
アデル・カーズ株式会社 代表取締役社長池永 成正